おはようございます!メタ・プラットフォームズが26%急落し、約28兆9600億円の時価総額が吹き飛びました。これは1営業日の消失額としては過去最大です。2日夕に示した決算と業績見通しが株価急落の原因ですが、市場がメタ株にあまりにも強気に傾いていたことも一因とみられます。ブルームバーグのデータによると、メタをカバーするウォール街62社のうち、「買い」を推奨していたのは52社。目標株価の平均は18%の上昇余地を示していました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。Meta news at the Nasdaq MarketSite in New York, U.S., on Thursday, Feb. 3, 2022. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg 28兆円が吹き飛ぶ メタ・プラットフォームズが2日発表した決算と見通しを受け、JPモルガンは「広告分野の伸びが著しく減速する一方、多額の費用と長い期間を必要とする先行き不透明なメタバースへの移行を開始している」と言及。ループ・キャピタル・マーケッツは、ユーザーの伸び停滞が深刻な問題だとし、「多くの懸念が近く解消される可能性は低く、当面は厳しい状況が続く見通しだ」と指摘した。 大幅利上げの声も イングランド銀行(英中央銀行)は政策金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げ、0.5%とした。7%を超えると見込むインフレ率を視野に、金融政策委員会(MPC)メンバー9人のうち4人は50bp利上げを主張した。今後数カ月の緩やかな追加引き締めが必要だとの点では全員が一致した。短期金融市場は政策金利が5月までに1%に達することを織り込んだ。 方針転換 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はもはや年内の利上げを排除していない。ECB当局者は表には出さないが、来月にも政策ガイダンスが変更されると考えている。ラガルド総裁は記者会見で記録的な高インフレを指摘、予想外にタカ派的な見解を示した。これとは対照的に、ECBの公式見解は、物価上昇がいずれ緩和するという従来の見通しを踏襲した。関係者によると、会合では年内の利上げを排除しないことが賢明だとの判断で一致した。 現政策軌道を支持 黒人女性として初めて米連邦準備制度理事会(FRB)理事に指名されたリサ・クック氏は上院銀行住宅都市委員会の公聴会で、約40年ぶりの高インフレに対応する金融当局の措置に支持を表明した。一方でデータを精査する上では「辛抱強く」なる必要があるとの見解も示した。同じくFRB理事に指名されたフィリップ・ジェファーソン氏、銀行監督担当副議長に指名されたサラ・ブルーム・ラスキン氏も証言。3氏とも冒頭証言でインフレ沈静化に取り組む姿勢を示した。 「イスラム国」指導者死亡 バイデン米大統領はシリア北西部で米軍が実行した反テロ作戦で、「主要なテロの脅威」が取り除かれたと表明。この急襲で過激派組織「イスラム国」(IS)のアブイブラヒム・ハシミ・クラシ指導者が死亡した。米高官によれば、クラシ容疑者は家族と住んでいたシリア北西部にある3階建てのアパートで自爆した。米軍の死傷者はいなかった。同容疑者はイスラム国によるイラク北部の少数派ヤジディ教徒への攻撃を指揮した。 その他の注目ニュース シタデル、1月にマルチ戦略ファンドなどが5%近いリターン-関係者 中ロ外相会談、ウクライナ含む問題で相互の立場巡り「協調」 米ISM非製造業指数、1年ぶりの低い拡大ペース-オミクロンで |
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