韓国や反日メディアはすぐに輸出規制と言いますが、管理があまりにもずさんなので優遇処置をやめただけです。輸出規制と書かれた記事を見たら、すぐに間違いを指摘しましょう。
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フッ化水素などはたしかに半導体を作るのに使いますが、ウランを濃縮するときにも使います。北朝鮮の核兵器はウラン濃縮で作っているのでフッ化水素が必要になります。また、神経ガスを作るときにも使われるので、フッ化水素は大量破壊兵器に係る戦略物資ということで、世界中の国が輸出制限をかけていますが、韓国はアメリカの同盟国でもあり、このような戦略物資を横流しすることはないだろうということで、日本はアジアの国では唯一、韓国に対して優遇措置として包括的な輸出許可を与えています。
半導体素材に関する貿易において韓国に不適切な事例があったということです。具体的な内容については明らかにされていませんが、一部で言われているのは、フッ化水素などが半導体の生産に使われないで、第三国に横流しされたのではないかという疑惑です。実際に朝鮮日報は今年の5月に次のような記事を報道しています。「大量破壊兵器に転用可能な戦略物資、韓国からの違法輸出が急増。3年でおよそ3倍、生物化学兵器系列が70件で最多。第三国を経由し北朝鮮、イランに運ばれた可能性も」という見出しの記事です。2015年の朴槿恵政権時、密輸が摘発されたのは14件、金額でいうと540万ドルだったのが、文政権が誕生した2年後の2017年には3倍の48件になり、金額では24倍の約1億3000万ドルになっています。そして、2018年は41件、2019年は1月から3月までだけで31件と急増しているのです。
この記事の出典となる韓国政府の資料によると、その中にはウラン濃縮に使う遠心分離機がロシア、インドネシアに、原子炉の炉心に使われるジルコニウムが中国に、生物化学兵器の原料となるジイソプロピルアミンがマレーシアにそれぞれ輸出されています。ジイソプロピルアミンというのは、金正男がマレーシアのクアラルンプール国際空港で暗殺されたときに使われた神経ガスVXの材料にもなっています。さらには北朝鮮と武器取引を行っているシリアやイランにフッ化ナトリウムなどが密輸されていることが判ります。また、今回日本が貿易管理を厳しくしたフッ化水素がベトナム、アラブ首長国連邦に密輸されています。もちろんこれが日本産かどうかはこの資料からは読み取れません。韓国政府は「日本製ではない」と発表しました。しかし、フッ化水素は日本が世界シェアの8割近くを占め、韓国も日本から多くを輸入していることからすれば、これから日本製が韓国から第三国に密輸される危険性が否定できないということです。
文在寅政権下の韓国で何が起きているか~反日差別主義に基づく反米従北革命の危険性~麗澤大学客員教授西岡 力 氏 | 日本国防協会 (kokubou-league.com)
注)残念ながら上のリンク先の記事は削除されているようです。
※ フッ化水素 輸出規制 輸出管理 西岡 力 大量破壊兵器 ホワイト国