▼李承晩(り・しょうばん)初代〜3代大統領
李承晩ラインを引いて、竹島を不法占拠。数々の独裁的な政策を強引に断行した李承晩は、1960年4月の大統領選で圧倒的不利な状況だったため、不○で得票率100%という数字で当選。これを糾弾する大規模なデモが発生、暴徒化。政府が非常厳戒令するが、それでも抑えきれず、5月に李承晩は夜逃げハワイに亡命。
▼尹潽善(ユン・ボソン)第4代大統領
朴正煕による軍事クーデターで大統領を辞任。
▼朴正熙(パク・チョンヒ)第5~9代大統領
朴槿恵の父親。クーデターにより軍事政権を樹立。1979年10月晩餐会中に、恨み骨髄の側近に至近距離からピストルで銃殺される。
▼全斗煥(チョン・ドファン)第11、12代大統領
退任後に言論弾圧や不正蓄財の罪で、無期懲役。特赦で釈放されたが、2020年に光州事件をめぐる名誉毀損罪で有罪判決。追徴金約196億円の判決を受ける。
▼金大中(キム・デジュン)第15代大統領
韓国唯一のノーベル賞受賞(平和賞)金大中は南北首脳会談の直前に現代グループが事業の権利を得るべく行った北朝鮮への5億ドル(4億ドルとも伝えられてる)の違法な送金を命令し、中華人民共和国の北京・マカオ・香港を経由して金正日とその長男の金正男や側近の張成沢に渡ったとされる。
首脳会談は送金の見返りだったという見方があり、ノーベル平和賞受賞に疑問を投げかけられている。在任中に三男が、翌月には長男と次男が、それぞれ数十億円にのぼる賄賂を企業から受け取っていたことが発覚し逮捕。
▼廬武鉉(ノ・ムヒョン)第16代大統領
退任後、贈賄容疑などで側近や親族の逮捕が相次ぐ。支援者である製造会社の社長から夫人に約1億円、実兄の嫁に約5億円が供与されていたことも発覚。検察は盧氏の逮捕を決定。逮捕を恐れた盧氏は自宅近くにある巨大な岩から飛び降り自殺。
▼李明博(イ・ミョンパク)第17代大統領
在任中に事実上オーナーを務める会社の訴訟費をサムソングループに肩代わりさせるなど、約10億円の収賄疑惑が浮上し逮捕。懲役15年、約13億円の罰金。
▼朴槿恵(パク・クネ)第18代大統領
知人である崔順実という人物に国政介入させたとして弾劾。大統領としての職務停止後、韓国の大統領初の罷免。2021年1月14日、懲役20年の実刑が確定。2021年12月24日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領によって特別赦免を受け、刑務所から釈放される。