金利が上昇すると株価が下がる?

金利が下がると株価が上昇するという論理は、ドットコム・バブル破裂、金融危機、そして新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に対応した各利下げサイクルなど、過去の事例で実証済みです。しかしその逆、つまり金利が上昇すると株価が下がるという見方に、ブルームバーグ・オピニオンのコラムニスト、ニール・カイザー氏は異論を唱えます。1954年以降13回に及ぶ利上げサイクルのうち、S&P500種株価指数がインフレを相殺するほどに上昇しなかったのは2回だけ。景気が弱い中で制御不能なインフレへの対応を余儀なくされた1970年代と80年代初期だけだと指摘しています。


金利が上がると株価は下がるのか?米国株で見るコロナ禍の金利と株価の関係 https://media.monex.co.jp/articles/-/18333

過去2年間の試験の期間で3つの事が言えると思います。

一つ目は、金利が上がっている期間でも株価は上がるということです。金利が上がって株価が下がるのは、一時的な急激な金利の上げを受けてのことなのです。金利が上がる局面でも、長期的に見ると株は上がっているのです。

二つ目は、金利が上がる局面で、IT企業に代表される成長株が下がるかということ、そういう事でなく、市場のリターンを下回るだけという事です。

三つ目ですが、金利が上昇する局面では、銀行株は素直に買われるという事です。

三井住友FG、売るんじゃなかった!


2022年1月26日 | カテゴリー : | 投稿者 : 曲がり屋