【出典チャンネル】楽天証券 トウシル
この動画は、楽天証券経済研究所の今中氏が、2025年の日銀の金融政策と長期金利の見通しについて解説したものです。
主なポイントは以下の通りです。
- アメリカの金融政策の影響: アメリカのインフレ再燃リスクが高まっており、FRBの利下げは不透明な状況です。アメリカの長期金利上昇による円安が進むと、日銀も利上げに踏み切らざるを得ない可能性があります。
- 日銀の金融政策: 12月の金融政策決定会合では、現状維持が決定されましたが、主な意見を見る限り、1月利上げの可能性が高まっていると考えられます。今中氏は、2025年は1月と9月に利上げを行い、来年1月か3月に1%まで利上げすると予想しています。
- 日銀の収益試算: 利上げに伴い、日銀は保有する長期国債の利息収入と当座預金への利払いとの逆ザヤが発生し、赤字になる可能性があります。今中氏の試算では、2026年頃に小幅の赤字になる可能性が示唆されています。
- 日銀の赤字と金融政策: 日銀は、赤字が出ても物価安定の責務を放棄すべきではありません。市場が日銀の財務状況を懸念し、金融政策の信認が低下することが最も避けなければならない事態です。
今中氏は、日本銀行がデータに基づき、過度なインフレを回避し物価安定を守ることを期待しています。
動画では、以下の図表を用いて解説しています。
- FRB政策金利のドットチャート
- 金利先物が織り込む利下げ確率
- 高まりつつある米国のインフレ再燃リスク
- 米国長期金利とドル円相場
- 12月金融政策決定会合の主な意見
- 日本銀行の経常利益と国庫納付金
- 日本銀行の収益の2本柱
- 日本銀行の利息と利払い
- 日本の長期金利の推計結果
- 2025年の政策金利と長期金利
- 利上げによって日銀は赤字になる可能性
- 「日本銀行の財務と先行きの試算」(日銀レビュー)
この要約が、動画の内容を理解する上で役立つことを願っています。