銘柄備忘録 鹿島建設(1812)

鹿島建設株式会社 (kajima.co.jp)

すっかり忘れてました。

――投資家の注目度が高い大手4社の動向をどうみますか。

「20年度以前は大きな利益差は見られなかったが、24年度にかけて大手間でも格差が広がりそうだ。鹿島に注目している。手持ち工事の採算性が比較的高いとみられ、利益の回復は早いだろう。一方で、不採算案件を多く受注した企業の回復は遅れ、大林組は24年度まで、清水建設は25年度まで影響が残りそうだ」


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皆さんご存知のゼネコン大手の鹿島ですね。内容についてはですね、まあゼネコン大手であるということですから、それほど深く説明は不要と言いますか、分かりやすい業態ではあるかなというふうに思います。

まあ少しうんちく的なこと言うとですね、まあ実は歴史は1840年天保11年に遡るということですね。大名屋敷の出入り大工として創業したのが鹿島ということで、日米修好通商条約が締結された1858年以降はですね、西洋人向けの商館建設、商いの館って書いて商館建設を手掛けて、洋館の鹿島などと称されるようになった経緯もあるということです。デザイン性の高さからですね、今に至るまで人気のある東京駅丸の内駅舎もですね、この鹿島が保存・復元工事を行いました。

で、大手ゼネコンと言うとですね、非上場の竹中工務店まで含めてスーパーゼネコン5社という表現があります。そして上場しているところでも大成、大林、清水、鹿島とあるわけですね。で、この中でだけで比べてもですね、ROEはですね、鹿島が一番上になっております。そしてPBRはまあ他者並みということになります。ただ大手ゼネコンはどこも1倍を割れてると、そうした中でPRがですね、大成、大林、清水が10倍以上あるのに対して鹿島は唯一7.3倍ということもあってですね、1社割安感がこう強くなっていると。ただ業績推移見てみるとですね他の各社がですね、今期、前期、前々期にかけてですね、業績づくりに苦心している中で鹿島は好調の決算で落ちが少なくなっていることからですね、なんかPERが低い理由がよくわからないところがあるかなと思います。

これチャートがですね、これ今改めて見るとですね、長期もみ合いからですね、株価的にはですね、まあ3月6日に1702円つけましたけど、1660円という2021年の高値を突破してきて長期のですね、中長期のですね、このもみ合いを抜けていきそうなチャートしてますですね。もしかするとマーケットは投資家の多くがですね、この鹿島の割安感ですね、意識しているのかなということで、低評価から抜ける兆しを見せてる、そんなチャートかなという風に思います。まあよく見てみると1692円という2019年の高値とかもいったん取ってきてますね。足元を少し落ちているようなんですけれども、これはなかなか結構ですね。安値水準からこう脱却しそうなチャートには見えるという風に思います。

こちらにもあります通りそうした中でですね、売上完成工事レベルですね、少し右肩上がりになってきているところに、あと利益の方もですね、こう下げ止まりそうな形です。で、実は今季第3四半期までの累計で行くとですね、営業利益932円前年同期比で14%増と今期は好調です。そして建設事業の受注高もですね国内が前年同期比40%増、海外が24%増というふうに好調です。結構海外売上高がですね多いのもこの鹿島の特徴かなということで、少なくとも他のゼネコンとの比較においてもですね割安感が目立ってきているのかな、チャートはですねそれをですね織り込みつつあるのかな、まあ割安感のからの脱出をですね織り込みつつあるのかな、まあそんな印象も受けるということであります。